「あいつさ、なんか一人だけスッゲーイケメンだったから、絶対後半まで生き残るキャラかと思ってたんだけど」
なぜだか話していると動揺が小さくなる気がする。
考えるより喋るべきと言っていたカロンのことをちょっぴり見直した。
「あ、それは私も思いました。カッコいいし、友達グループの中心みたいだから、まだまだ活躍しそうかなって」
小鳥の「カッコいい」発言にルカの耳がピクリと反応する。
(カッコいい……?小鳥は、こういう奴がタイプってこと?)
むむっと眉間にシワが寄る。
胸がモヤッとしたルカだった。
「小動物、騙されんなよ。そいつイケメンだけど性格クソだから」
「え?それって、この役者さんのことですか?」
画面の中の殺された「ナオト」を見てカロンが嘲笑う。
「そ」
「カロン、会ったことあんの?」
ルカの質問にカロンは頷いた。
「そいつ昔モデルでさ。仕事で一緒になったことあるんだけど、マジでウザかった。人を見るのに基準が顔。顔がブサイクだとダメ。自分がこの世で一番キレイなんだってガチで思ってるイカレ野郎だぜ」



