「うん。でもマジでちょっとだけな。泳ぐ方が得意だし、好きだよ」
ルカの言葉に、今度はフェオドールが反応した。
「好き……?感情があるのか?」
「ないない。俺が勝手に、泳ぐことが好きっていう設定にしたの。ペンギンだから」
「成る程……」
フェオドールが納得したところで、ルカは小鳥に向かって説明を続ける。
「この家の中だけなら、物を取ってきてって言えば今みたいに取りに行けるよ。後は、迎撃システムが……」
「げ、迎撃……?」
不穏な単語を耳にして小鳥が聞き返す。
「小鳥を護るために設定してあるんだ。ペギー、あれがカロン」
カロンを指差しルカがペギーに教えると、ペギーは興奮気味に羽をパタパタ動かした。
『カロン、ランクB、適宜対応するヨ。歯ァ食いシバレ』
「は?ランクって、何?」
意味がわからず、カロンがルカをジトリと睨む。
「危険ランクのこと。俺の独断と偏見でランク決まってるから。ペギー、あっちがオーレリアンで、そっちがフェオドールな」
『オーレリアン、ランクB、適宜対応するヨ。覚悟シロ。……フェオドール、ランクC、問題ナシ。ダイジョーブ』



