小鳥がドン引きしている。
同じソファーに座っている小鳥との距離がどんどん遠くなっているのは気のせいか。
「つ、次は、誰が殺されるんでしょう……?」
小鳥が怖々と尋ねる。
するとカロンがニヤッと笑った。
「賭けようぜ。当てた奴は外した奴のこと一回パシれる。てことで、俺はサトコな」
「うーん、タカシかな?なんかすぐ消えそう」
「ミホちゃん、とか……危なそうです」
鑑賞中の映画のストーリーは、学校で同級生から苛めを受けていた女の子が自殺し、幽霊となって苛めっ子達に復讐するというものだ。
毎日、一人ずつ殺される。
さて、明日は誰の番か。
「ひっ!いきなり背後から!?このアングル怖っ……て、えっ?嘘だろ殺られたのナオト!?」
「おっと、全員外れか。つまんねー」
「うぅ……また、酷い……」
小鳥が震える横でルカはバクバク鳴る心臓に手をやりながらフーと息を吐き出した。
落ち着け自分と心の中で繰り返し、とにかく喋る。



