「マジで怖いなら、考えるより喋るべき。無言で真剣に観るからダメなんだろ。これ、カロンお兄さんからの有り難いお言葉な」
「自分で言うな!」
「でも確かに、喋ってた方が楽かもです」
カロンの助言に小鳥が納得する。
という訳で、わいわいと喧しいホラー映画鑑賞会となった。
「マジかよ!?初っ端から怖ぇよ!!なんだよあの幽霊!!いきなり画面に入ってくんなよ怖いだろ!!」
「怖い?可愛い女子の間違いだろ。そんなんじゃ美女幽霊とデートできねーぞ?」
「誰がするかっ、全力でお断り!!」
「わ、私は、幽霊さんよりも、友達の殺され方のほうが……怖いですっ」
「あっ、まあ、確かにエグいよな。でもあのくらいなら、そんなにビビる程でも……」
ルカの感想に小鳥は目を丸くした。
「ルカくん、こういう怖さは、平気なんですね……」
「う、うん……人体の生首とか普通過ぎて怖くはない」
「普通!?」
「あ、いや、普通というか……見慣れ……ああっ、待った!今のは言葉が!言葉が悪い!」



