文字は浮かんできたものの、小鳥は読めずに首を傾げる。
「あの…これは何語ですか?」
「ああ、これはラテン語。ヨーロッパの古語だよ。あれ…?ラテン語は知らない?」
純粋に驚かれて気恥ずかしい。
小鳥は失敗をやらかした後のようにしゅんとした。
「えっと……はい」
「ふーん、そうなんだ。学校で習わなかったの?」
「普通の高校生は習いませんよ…!」
「そっか。ならザックリ説明してあげる」
重要な部分を指差し、白魔が訳す。
「ここにはね、人間が闇人の心臓の血を飲んだ場合のことが書かれてるんだ。そう………ほらここ、“闇人の心臓から流れた血を飲んだ人間が死ぬと、その闇人も死ぬ”。つまり君が死んだら僕も死ぬってことさ」
「え……?」
「聞こえなかった?君が死んだら僕も…」
「き、聞こえました!聞こえましたけど……え?冗談ですよね?」



