「これかい?これはポチさ。ワタシのペットだ」
ペットのポチがシュルシュルと主人の身体を這う。
ポチという名だが犬ではない。
それは茶色っぽい蛇だった。
「デカイ蛇だな。俺のガブと闘わせたらどっちが勝つんだろ。興味ある」
「それコブラ?毒持ってるんじゃない?僕のプリマドンナは人間なんだから危険じゃないか。連れて来ないでよ」
「おお!これは失礼!最近のワタシはコブラと英語にハマっていてね。趣味だから許しておくれリトル・バード」
またまた手をギュッと握られ迫られる。
ズイズイ来られると巨大コブラの顔も一緒になって迫ってくるからやめて欲しい。
(蛇っ!蛇さんが近い!!)
こちらを嫉妬心全開で見つめている白魔の視線も気になることだし、そろそろ手を放してもらおう。
「あ、あの~…手を放し…」
「そうか!わかったよ。ワタシの泥まみれな罪を清めるためにはキミの小ぶりな胸を一晩かけて丁寧にマッサージ――」
瞬間、ルカが蹴りを繰り出し、カロンがランベルトにヘッドロックをかけた。
小鳥はというと、近くにいた静理にヒョイと抱えられ、ポイと投げられる。
キャッチするのはもちろん白魔だ。



