それからさっさと服を着替え、いつものラフな服装に戻った白魔。
ランベルトと顔を合わせたくないのであまり部屋から出ずに過ごそうと思ったが、小鳥が普段通りちょろちょろと動き回るため金魚のフンよろしくついて回ることに。
途中、客室に荷物を運び込むランベルトを見掛けたけれど、それ以外では絡まれることなく一日を終えようとしていた。
が…。
「皆様グーテンターク!」
やかましい彼がバン!と派手に居間へ入って来た時、すでに兄弟全員が帰宅して寛いでいた。
「おー、ランランじゃん。遊びに来たのか?」
「カロン!相変わらずオイシソウな体つきをしているね~!筋肉バンザイ!」
「あんたに食わせてやる肉はねーから。他当たれ」
親しげに話すカロンの隣でルカはぶるりと身体を震わせた。
「げっ!ランランがここにいるってことは、まさかあいつも!?」
「あーっと残念だねルカ。ワタシの愛する息子ヴォルフはお留守番さ。今回はワタシだーけ」
「そっか…良かったー」
ホッとして思い切り脱力するルカ。
そんな兄を横目に見つつ末っ子がランベルトに挑んだ。
「早く帰れよ。存在自体がうざいんだから」
「うーむ。オーレリアン、キミもデリシャスそうだがまだまだ青いなー。熟す前のアップル!食べ頃にはもう少し時間が必要らしい。ガンバレ!」
「……キモい。こっち来るな」
母親にすがる如く小鳥の方へ逃げてきたオーレリアンの顔は真っ青だ。
ドン引きしている。
「それより…あの…ランランさんの身体に巻き付いてるのって…」
小鳥はランベルトが巻き付けてきた長いものを凝視した。



