ランベルトの会話が色々ぶっ飛んでいるのは今に始まったことじゃない。
白魔は話題を彼の目的に変えようと考えた。
「ところで君は商談に来たんだよね?僕と話をする気はあるの?」
「あるさ!ホワイト・デビル!我々のビューティフルなリーベ(愛)について語り合おうじゃないか!」
「商談だって言ってるでしょ。面倒臭い奴だなもう」
そろそろ頭が痛くなってきた。
手で額を押さえた白魔を見てランベルトは少し真面目に話し出す。
「ふむ、いつも通り魅力的な日本人の血を所望だ。全ての血液型のボトルをそれぞれ五十本ずつ、かっさらおう」
「さらわないでよ。カネ払え」
「ああ、そうだ!ついでのついでの本題なのだが、ワタシはしばらくこの屋敷に滞在するからヨ・ロ・シ・ク!」
聞いた瞬間、白魔は現実逃避に走るべく自分の耳をサッと両手で塞いだ。
「聞こえない…何も聞こえな…」
「リトル・バード、ワタシと熱帯夜を過ごそうか」
ギュッと小鳥の手を握り誘惑する眼差しで顔を近づけてくるランベルト。
(うああ~っ!!美人さんが!美人さんが迫ってくるぅ!!)
小鳥が頬を染めてしまったのは仕方ない。
中身はアレだが、容姿はクラヴィエ家で一番美人のフェオドールに引けを取らないのだ。
小鳥がポヤンと見惚れていることに気づいて白魔は焦った。
「ホテルに泊まりなよ!ホテルに!」
小鳥とランベルトを引き離し、間に割り込む。



