「こ、こちらです!」
すぐ傍のサロンへと早足で進む。
小鳥は客間の扉をノックしてガチャリと開けた。
「白魔さん…お客様が…!」
「は?客?いるの?インターホン鳴ってないよね?」
驚いてソファーから立ち上がる白魔。
その時、ズカズカと入ってきた客人がガバリと白魔に抱き着いた。
「ホワイト・デビル~!会いたかったよーっ!!」
「ぐわっ」
「白魔さん…!?」
抱き潰される白魔を呆気に取られて眺める。
白魔はというと、潰されながらも驚愕して叫んでいた。
「ラ…ランベルト!?なんで君が…!ダンクラート様はどうしたのさ!」
「オヤジ様はお留守番なんだよ。ワタシが今回の主役さ!」
「うざい帰って」
「むむ、相変わらずツ・レ・ナ・イ。いやでもそんなキミのこともI love youだぞワタシは…!」
「顔近づけないでよキモい。しかもどうしてそこだけ発音良くなるかな。というか、どうやって入ってきたの。この屋敷に」
一息に言いながら客人の胸板を押して脱出する。
白魔は冷や汗をかきつつ小鳥の方へ逃げた。
「フフフ。ワタシに不可能はないのだよ。あるのは常識を破壊するこのスペクタクルな頭脳のみ!さあ信じなさい!」
「相変わらず馬鹿なんだね。スペクタクルの意味調べてきなよ。事実なら君の脳内大変なことになってるよ」



