店の奥に小鳥を発見した白魔。
黙って出掛けていたなんてお仕置きものだが、理由が可愛いので許してあげようか。
そう観察しながら考えていると、氷河が真面目な顔で質問してきた。
「お前は色気にこだわるのか?本人に似合っていれば色気など二の次で良いと俺は思うが」
「そう?僕としては、やっぱりある程度欲しいかな」
「ハッ、どうせ脱がせるんだ」
「結果はそうだけど過程も楽しみたいのさ。下着に夢見たって良いじゃないか」
男二人、周りの目がある中で堂々と語る。
買い物客、特に女性達から熱い視線で見られているのだが、本人達は全く気にしていない。
「……ちなみにお前はどんなやつに駄目出ししたんだ?」
「小さい苺の柄が沢山プリントされたやつ」
小鳥を遠目に白魔は苦笑い。
なので横にいる氷河が衝撃を受けている表情を見逃した。
「悪くはないんだけどさ、僕のプリマドンナにはナチュラルに似合い過ぎててこう…ギャップ萌えがないからつまらない」
「貴様!苺パンツはギャップを求めずとも萌えるだろ!」
「え…?ここでまさかのガチギレ?」



