嫉妬で気が狂う。
言えない言葉を飲み込んで、ルカは小鳥の肩にトンと頭を乗せた。
「くそ……絶対あいつより俺の方が小鳥のこと大好きなのに…」
「えっ…ルカくん?」
聞こえてしまった呟きに小鳥が顔を赤らめる。
「えっ、あ…いや!その!ななっ何でもない!嫌だったでしょ?白魔には後で俺がビシッと言っとくから!」
「誰が誰にビシッと言うって?」
いつの間に入り込んでいたのだろうか。
「白魔っ!?」
すぐ傍まで来ていたライバルに対し、ルカは虚をつかれた気分になった。
「ルカ。僕のプリマドンナに気安く触らないでよ。ムカツク」
「なっ…!牙じゃないんだし、これくらい良いだろ!」
「ダメに決まってるでしょ。雑用係は黙って米をとげば良いんだよ」
「むっか~!」
と言いつつも米の準備をするルカはいい子である。
この後、白魔の監視つきで二人はご飯の支度に励んだのだった。



