さて、ランベルトに送ってもらい無事に帰国した小鳥達。

行きと同じように自動車で地上の屋敷まで戻り、地下へ。

クラヴィエ家のエレベーターに乗って地下屋敷に到着した時、小鳥は安堵の吐息をこぼした。


(なんだかホッとするなぁ…。戻って来たって感じ)


帰って来れたことがとても嬉しい。

すっかりここが我が家になってしまったと実感する。


(ハァ…疲れたし、シャワー浴びてからゆっくりしよう)


のそのそと脱衣所へ向かう。

気づいた白魔が小鳥の肩を抱いた。

「お風呂行くの?なら一緒に入らない?」

耳に彼の唇が近づき、熱い。

小鳥は真っ赤になって慌てた。

「一人でゆっくり入りたいので…!」

「そっか。まあ、ゆっくり入りたい気持ちはわからなくないよ。じゃあ僕は部屋で待ってるから」

「後でおいで」と忘れずに囁いてから自室へ戻る白魔。

安心しつつ小鳥はお風呂場へ。

そして脱衣所で服を脱いでいた時。


(あっ、そういえば私の下着…白魔さんにダメ出しされてそのままだ…!)


新しいものを買おう。

小鳥は密かに心に決めた。