さて続いては学校から帰ってきたルカだ。
「小鳥、ただいま~!」
「あ、お帰りなさい。ルカくん」
キッチンにいた小鳥は、丁度ご飯の支度に取り掛かろうとしているところだった。
「今から準備するの?手伝おうか?」
「いえいえ、大丈夫ですよ」
「遠慮しないで。俺今暇だし、手伝う」
そう言ってキッチンに立ってくれたルカ。
やる気満々で袖を捲る彼を拒むのは逆に失礼かと思い、小鳥は手伝ってもらうことにした。
「ありがとうございます。じゃあ、お米をといでくれますか?」
「了かっ…あれ?その傷…」
小鳥の首にうっすら残る牙痕。
「あ…これは…」
昨日、教会で白魔に噛まれたものだ。
「まさか白魔に…!?」
「そうですけど、大丈夫ですよ?もう痛くないし…」
「っ…けど…!」
悔しげに歯ぎしりするルカ。
彼は小鳥に近づくと、小さな牙痕を指先で優しく撫でた。
「こんなの見せられたら……俺…」



