誕生日でもなんでもない日に花束など、ちょっとおかしい。
小鳥が疑問に思っているとフェオドールにボソッと問い掛けられた。
「……七本の意味、知らないか?」
「七本の意味…?」
そういえば薔薇の数は七本だ。
「数に意味があるんですか?」
「………」
フェオドールはちょっと困った表情をしてから照れた様子でこう言った。
「……図書室に薔薇に関する本がある。意味は……すまないが君自身で調べてくれ」
そして居間から出て行ったフェオドール。
気になった小鳥は図書室まで調べに行くことにした。
掃除を一段落させてから目的地へ。
「えーっと…薔薇の本は……あっ、これかな?」
フェオドールがよく使うのか、発見しやすい位置に置いてあった。
本棚から引き抜きページをめくる。
「へえ…数によって色々意味があるんだぁ…。七本の場合は…密かな愛?」
片思いの相手に贈るなら七本!と書いてある。
「こ、これって…!つまり…」
カーッと顔が熱くなったのは仕方ない。
まさかのアプローチに戸惑った小鳥だった。



