小鳥から離れ、不機嫌面で歩き去るオーレリアン。
白魔は末っ子の背中を睨みつけながら独り言をこぼす。
「全く…僕の悪口を僕がいないところで言うなんて。一番質が悪いね」
「白魔さん…」
「ああ、オーレリアンの言葉なんて気にしなくていいからね。僕には君だけさ」
不安げに見上げてくる小鳥に、白魔は安心させる笑みを送った。
それから数時間後。
次はフェオドールだった。
「マドモアゼル、これを」
居間で掃除中だった小鳥は不意に呼び掛けられて振り向いた。
「わあ!可愛い…!」
渡されたのはピンクの薔薇。
花束になっており、薔薇の数は七本だ。
「もらっちゃって良いんですか?」
「ああ。受け取ってほしい。君に」
「ありがとうございます!大事に飾りますね」
喜んで受け取った小鳥だったが、ふと思う。
「でも、いきなりどうして…?」



