さて、その翌日、小鳥はなぜか白魔以外の兄弟達から積極的に迫られることとなった。
まずは学校へ行く前のオーレリアン。
廊下でいきなり小鳥を壁ドンした彼はこう言った。
「お前さ、さっき白魔の部屋から出て来ただろ」
「あ、はい…」
昨日、白魔を拒否したものの、あのまま彼の部屋で眠った小鳥。
白魔の隣で何事もなくスッキリ目覚めた。
「あの…それが、何か…?」
「何か?じゃないだろ!呑気な奴だな!無防備で鈍感なお前が白魔なんかに近づいたらどうなるか…!想像してみろよっ」
「え…」
どうなるのだろう。
首を傾げてしまった小鳥を見てオーレリアンは呆れ顔。
「想像すらできないとか…ハッ!終わってる。どんだけ頭弱いメスブタなんだよ」
彼は真剣な眼差しで続けた。
「いいか?あいつは女なんて飽きたらポイなんだよ。弄ばれて傷つきたくなかったら白魔はやめて僕に――」
「ちょっと、そこの毒舌末っ子オーレリアン」
急に割り込んできたのは白魔の声だった。
「白魔さん…!」
「チッ、来たか」
コツコツとゆっくり近寄ってくる長男。
口元は笑っているが瞳は冷めている。
「早く学校行きなよ。このままじゃ遅刻決定じゃない?」
「うるさいな。言われなくても行くし」



