「きゃ!?」
勢い良く飛んできた水は小鳥の服の上からビシャビシャと全身に浴びせられた。
「やめて下さい…!静理さんっ……どうして、こんな…!」
「避けてはいけないよ。臭いが落ちるまで、ちゃんとかかりなさい」
笑顔で話す静理だが、確実に怒っている。
小鳥はそれを察し、この罰ゲームのような状況からは逃れられないのだと悟った。
(私についた香りが嫌だったの?ならちゃんとお風呂に入って落としたいよ…!)
服を着たまま水をかぶり続けるのは気持ちが悪い。
どうせなら普通にお風呂に入ってしっかり体を洗いたい。
「静理さん!香りを落とすなら、私、今からお風呂に入るので、もうかけるの、やめて下さい…!」
静理はこの訴えを聞くと、少しシャワーを小鳥から遠ざけた。
「なら、俺は廊下で待っているよ」
シャワーから出る水を止め、小鳥にシャワーを手渡す。
それから静理は無言でバスルームから出ていった。



