それからはジェラルドも加わってパーティーが再開された。

もう小鳥の体の話題が出ることはなく、ジェラルドとの話はこの時に済んだものとばかり思っていた小鳥だったが。

その日、パーティーが終わった後に小鳥は呼び出された。

ジェラルドと静理、そして小鳥の三人だけがサロンに集まる。

呼び出したのはジェラルドだった。

「パーティーの後に時間を取らせてすまないね。君達二人に聞いておいて欲しいことがあるんだ」

「なんですか?」

興味も無さげに静理が尋ねる。

早く終われと、内心で毒を吐きながら。

「なに、私の個人的な研究の話さ。君達にあげた子供に戻る薬や、あの店で私が売っていたその他の商品について」

ジェラルドはコホンと一つ咳払いをしてから滑らかに語り出す。

「私は別に金儲けをしたくてあのような薬を作ったわけではないんだよ。あれらは本来の私の研究の、ちょっとしたお遊びに過ぎなくてね。まあ、小遣い稼ぎくらいにはなるかなと思ってあそこで売っていたことは認めるしかないわけだが」