「そう…なの?俺のフィアンセ…?小鳥さんが?」
改めて確認されると恥ずかしい。
小鳥がなかなか肯定しないので、見兼ねたオーレリアンが肘で彼女を小突いた。
「はっ、はい!」
ビクリと反応して返事をするとフェオドールがふわりと微笑む。
「本当、なんですね。よろしくお願いします」
「あ、いえ…こちらこそ」
「何さ、この会話。つまんないんだけど。あっち行きなよチビフェオドール」
白魔に頭を掴まれ小鳥から引き離されたフェオドールは反撃しようと試みた。
しかし、そこで自分の服のサイズが気になったらしい。
だぼだぼの袖をせっせとまくる。
「子供服買えば?」
ルカが服を売っている屋台を指すも、フェオドールは頷かない。
「いや、こうすれば……問題ない」
丈の長いズボンの裾を折り、シャツの余分なところは縛ってまとめる。
なかなかに妙な格好だが、なぜかフェオドールがやると様になるから不思議だ。
動きやすくなったところで彼は小鳥の手を引っ張った。



