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 気まずい空気が居間に流れる。

ソファーに座って向かい合う小鳥とフェオドールとオーレリアン。

当事者以外の兄弟達は限界だった。

「なあ…なんなの?あれ」

ルカがヒソヒソ声でカロンの袖を引っ張る。

「あー…チジョウのモツレってやつ?」

「カロン、意味わかってるかい?」

静理が横目に尋ねると、別のソファーでゴロゴロしていた白魔が笑った。

「ハハッ、とんでもない組み合わせでもつれてるね」

「笑いごとじゃなくね!?フェオ大好きなオーレリアンが何あれ!何があったんだよ!」

ルカが慌てるのも仕方ない。

現在、小鳥を間に挟んでフェオドールとオーレリアンが睨み合っているのだ。

「いつの間にか小動物とフェオは仲直りしてるし、オーレリアンはフェオのこと睨みまくってるし、明日世界が終わる前触れだな絶対」

「不吉なこと言うなよカロン!」

どうすれば良いのかわからない状態のルカはもう涙目だ。

と、その時、オーレリアンが口を開いた。