EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【フェオドール編】



 翌日、小鳥はもとの年齢に戻った身体で目を覚ました。

柩の中、フェオドールの腕に抱かれた状態の自分に気づき、ボンヤリした頭を一気に覚醒させる。

「え、なんでフェオさんが…えっ!?」

ビックリして起き上がろうとするが、ガッチリ抱きしめられているので無理だった。

昨日、寝る前に何があったのか記憶を探ってみるが、全く何も思い出せないために更にパニックになる。


(と、とりあえず、フェオさんを起こして離れてもらわなきゃ…!)


このまま何事もなかったように二度寝できないのが小鳥だ。

フェオドールの身体をゆさゆさ揺らし、呼び掛ける。

「すみません、フェオさん!起きて下さい」

「……ん…」

うっすら目を開けたフェオドールは、まだボーッとしている瞳で小鳥を見つめた。

「小、鳥…?」

彼女の顔を覗き込み、ふわりと笑う。

寝起き一番に最愛を見ることができたのでご機嫌な様子。