慣れた様子でウインクを飛ばすミロスラフ。
フェオドールが呆れたように溜息をついた。
「これは俺のマネージャーだ。うっとうしいだろうが我慢してくれ」
「あ~、うっとうしいとか、失礼しちゃうなー。もう!」
「マネージャーさん…」
マネージャーといえばもっと控えめで地味なものではないのか。
フェオドールよりもミロスラフの方が派手なスタイルのためどっちがマネージャーかわからない。
「ほら、遅れると困る。早く行こう」
「ほいほーい。では、レディーファーストです。フィアンセちゃん、先にどうぞ」
車のドアを開けてニッコリ笑顔。
ミロスラフの言葉に甘えて小鳥が一番に車内へ。
続いてヴァイオリンケースを抱えたフェオドールとミロスラフが乗り込み、黒ヒョウが引く車は出発した。



