先程着たばかりの浴衣を呆気なくポイと脱ぎ捨てる。
ちびっ子小鳥が恥じらいもなく裸になった瞬間、ルカは反射的に後ろを向き、静理はとっさにタオルを放った。
そのタオルはフェオドールがキャッチしてクルクルと小鳥の身体に巻き付けられる。
「これでいい」
「このまま、おふろ入るの?」
「本当はあまり良くないが…今回は仕方ない」
小学生の姿とはいえ、彼女の裸を他の野郎には見せたくない。
そのまま小鳥を抱っこして温泉まで運んだフェオドール。
屋外にて、淡い光でライトアップされたその空間にピチョンと足を浸け、小鳥の身体もそっと湯に入れてやる。
「石のおふろ…!」
「そうだな」
ゴツゴツした岩の感触が足の裏に当たることが珍しいのか、小鳥は目を丸くする。
そうこうしている内に他の五人もやって来た。
「うわ、夜だから真っ暗。景色全然見れねーな」
「綺麗な山の景色が見れる時間帯に入ってごらんカロン。即爛れ死ぬから」
さらりと恐ろしいことを言った静理にブルリとしながら肩まで浸かる弟達。
「けど星は綺麗だね。やっぱり本物の夜空はいいな」
白魔がうっとりと星空を見上げるのにつられ、小鳥やフェオドールも顔を上げる。
「お星さま、きれい…。あのね、この前ね、学校で“星にねがいを”って曲きいたの。それもとってもきれいだったよ!」



