EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【フェオドール編】


「グスン。気をつける」

涙目になる千夜。

もう二度と女装はしないと決めた瞬間だった。

『おっめでとう~!優勝者にはこちら!やみびと温泉一泊二日ペア無料宿泊券をプレゼントしまーす!』

アルトが千夜に勝者へのご褒美を渡す。

「フッ、良くやった。さすが千夜だ」

ステージの下で氷河はニヤリと笑んだ。

「優勝がオーレリアンじゃないなんて、納得いかないんだけど」

「うわぁ…次で俺達が頑張るっきゃないじゃん、これ」

愚痴る白魔の横でルカがプレッシャーに冷や汗をかく。


『続いてはイケメンコンテストです。エントリーを開始しますので参加される方はステージの裏でエントリーをおこなって下さいね』

蜜莉の説明を聞いて動き出す男達、多数。

白魔もルカを引っ張ってステージ裏へ歩いていった。


「じゃあ、俺も行きますね」

「頑張って下さいね」

フェオドールに応援の言葉をかける小鳥。

彼は自信に満ちた綺麗な微笑みを返すと兄弟を追いかけた。


(どうなるのかな?ちょっと楽しみ)


一人になってしまった小鳥は、同じく氷河に置いていかれて一人ポツンと立っていた月那に近寄った。

「氷河さんも出るんだね」

「うん。氷河さまって意外とお祭り好きでね、今日もすごく楽しんでるよ!」

イケメンコンテストの結果はどうなるんだろうと二人で予想していると、ステージから降りてきた人物がポンと小鳥の肩を叩いた。

「ねえ、小鳥。ちょっといいかな」