「おー、マジか。俺って女装もいけんだな。なあ、アルト。今度のステージ、メンバー全員で女装しねぇ?」
『えー!俺は“カッコイイアルトくん”でいたい~!』
『女装したいなら一人でしてね。止めはしないから。はい、次です。二位は五十票を獲得したエントリーナンバー七番です!』
続いて蜜莉に呼ばれたのは二位になったオーレリアンだ。
「ぜんっぜん嬉しくないし!!」
と本人は真っ赤になってご立腹。
「オーレリアンが二位?なら優勝は静理に賭けるしかないね」
白魔が厳しい顔をしていると、壇上の蜜莉が可愛いアイドルスマイルを観衆に送った。
『では次は、お待ち兼ね。優勝者の発表です!五十八票獲得した一位はこの人っ!エントリーナンバー九番!!』
パッと千夜にスポットライトが当たる。
「へ…?オ、オレ…?」
本人的には優勝など有り得ないと思い込んでいたのだが、結果はこれだ。
『投票時のコメントによると……純粋に可愛いから、とか。街中にいたら絶対ナンパしてる!とか…。襲いた…うわぁ…気をつけてね』
ぽん、と千夜の肩を叩き同情する司会者蜜莉。



