「嗚呼……明日からどんな顔をして教壇に立てばいいんだろう…」
恥ずかしい。
だがしかし、生徒達にバレるのは大して痛くない。
同僚の教員に知られる方がよっぽど危険だ――そう考えていた静理の目に見知った男性が映った。
「あれは……校長!?」
なんと校長先生が真剣な面持ちでステージ上の静理を睨んでいた。
とっさに色んな言い訳を頭の中で考えた静理だったが…。
「クラヴィエくん、グッジョブ!」
ニカッと笑って親指を立てた校長先生。
何がグッジョブだ!と叫びたかった静理だが、唇を引きつらせて必死に堪えた。
「あーあ、校長の野郎、ゼッテーあんたの女装気に入ったよな」
「それで酌しろとか言われそう」
「……やめてくれ」
カロンとオーレリアンに言われた未来が簡単に想像できて目眩を覚えた静理だった。



