(か、可愛さは半減しちゃったけど、その分カッコ良くなってる…!)
クリクリした可愛い印象の目はキリリとなり、顔のラインもシャープになった。
手足は長く、着ていた長袖シャツと長ズボンが当然の如く七分袖と膝下短パンになってしまっている。
「服、キツイ。肩痛い」
「取り替えれば?大きいやつ売ってるだろその辺で」
カロンが他の露店をチラリと見遣る。
「お前が買って来いよ、カロン」
「は?なんで俺が」
「お前が僕に無理矢理あんな得体の知れないものを飲ませた結果がこれだぞ。少しは罪悪感でも持って僕の服を買って来い」
「うわー、普段のチビチビオーレリアンに言われるよりムカッとくるわ。大人マジックすげぇ」
「感心してないで行って来い!早く!」
ゲシゲシと兄を足で蹴る。
すると、やっとカロンは動き出した。
「仕方ねーなー。我が儘な弟を持つと苦労するぜ」
面倒臭げに愚痴を吐いているが、どこと無く嬉しそうにカロンは笑った。



