EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【オーレリアン編】


「大人になれーる…?大人になれるのかな?」

まんまの意味を口に出すルカに対し、小鳥がうーんと唸る。

とその時。


「わお。チビ太がデッカクなった」


小ビンを見ていたルカと小鳥はカロンの言葉に反応して首を動かした。

チビ太とはオーレリアンのことだろう。

前にもそう言っていたのを思い出して直ぐさまオーレリアンを見る。


「な、なんだよこれ!」


慌てた様子で自身の手や足を見つめる彼。

いつもより声が低く、大人びて聞こえるのは気のせいじゃない。

ちょっと目を離していた間にオーレリアンは背がグンと伸びていた。

「うわ~。これって、さっき飲んだやつの効果?マジで大人になったのかよ」

ルカが珍獣でも見るような目つきで自分より身長の高くなった弟を眺める。

小鳥もまじまじとオーレリアンを見つめた。