「捨てちゃうのかよ!勿体ない!」
「別に。景品目当てじゃないし」
クールにオーレリアンがそう言った瞬間だった。
「ほいっと」
ゲットしたパンダのぬいぐるみを片手に現れたカロンがオーレリアンの手から小ビンをひょいと奪取。
そして、それを無理矢理末っ子の口に持っていった。
「なっ…んっ…!!」
――ゴクン
飲まされてしまったオーレリアン。
「ゲホッ…カロンこの野郎っ!ふざけるなよ!!」
「だって、中身が何か知りたいじゃん」
「だからって僕を使うな!」
「所有者はあんただから一番に飲む権利もあんたにあると思って」
「大迷惑だ!!」
二人が言い合っている時、ビンを眺めていたルカがふと気づいた。
「あれ?ビンの底にシール貼ってある」
「あ、本当ですね」
小鳥もカロンの手にあるビンを見つめた。
シールに書かれていたのは「大人になれーる」という文字。



