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 帰宅した後、小鳥はオーレリアンの部屋に招かれた。

小鳥の発言を聞いてからというもの無口になっていた彼が、「話があるから部屋に来い」と言う。


(話って何かな…?まさか私が言ったことについて…?余計なお世話だ!とか?オーレリアンさんなら言いそう…)


グルグル考えながら部屋の中へ。

ここ最近で使うのに慣れてきた白い柩のフタを開けて小鳥が腰掛けると、オーレリアンは神妙な面持ちで近くのソファーに座った。

「あの…話って…なんですか?」

「お前に…聞きたいことがあるんだ」

彼の声は微かに震えていた。

「お前は僕のこと…どう思ってるの…?」

「え…?」

「あの女は僕をマザコンて言った。確かに僕の心は母様に左右されやすい。だからあいつの目で見たら、僕はそういうふうに見えるんだ。なら、お前は…?お前は僕のことを、どんなふうに瞳に映してる?どう…見えてるんだ…?」

恐々と、オーレリアンは小鳥と視線を合わせる。

「上辺じゃないお前の本心が……知りたい」