いつの間に席を立ったのだろうか。
小鳥達の机の正面に元カノが立っていた。
「久しぶりだね。リアン」
邪気なくニッコリ笑う彼女。
「ハッ…相変わらずウザイ女だなお前」
オーレリアンは元カノを横目に睨んだ。
「うわヒッドイ男。口悪いわね」
嫌悪するように睨み返してから彼女は小鳥と目を合わす。
「忠告してあげたのに、こんな奴とまだ付き合ってるの?」
「お前がメスブタに話し掛けるな」
「メスブタって…!リアン最低ね。女の子を何だと思ってるのよ!」
「こいつは人間。つまりは家畜だ。メスブタって呼ぶことに問題ないだろ」
「人間だからってね、女の子でしょ!」
小鳥のために本気で怒る元カノに対し、オーレリアンは苛立ちを覚えた。
「あーもうっ!うるっさいな!!何なんだよお前!また僕に理想を押し付けるつもり!?迷惑なんだよ消えろ!!」
「なっ…!?リアン、性格変わったの…?前は話し方、こんなピリピリしてなかったのに…」
「お前のせいで女嫌いになってからずっとこうだよ。嬉しいだろ?お前が僕を変えたんだ」
皮肉げに笑うオーレリアン。
元カノの頬が羞恥で真っ赤に染まった。
「こ、こんなふうに変わって欲しかったんじゃないわ!私はっ、リアンにもっと私を見て欲しくて…!」
「またその話なわけ?本当、自分勝手だよね。女の理想を男に押し付けるなよ」
「理想じゃない!私はリアンのためを思って…!」
「本気で僕のためを思うならほっとけば良かったんだよ!母様の写真を破り捨てやがって!絶対赦さないからな!!」



