「おい、メスブタ。なんで固まってるんだよ。早く来い」
立ち止まっていたため、オーレリアンに呼ばれた。
「何を見て……」
小鳥の目線の先を追ったオーレリアンはハッと息を呑んだ。
元カノの唇が動く。
「リアン…」
「っ…!!」
オーレリアンがギリリと歯ぎしりをした。
「行くぞっ!」
小鳥の手を強く握り、早足でアルト達の隣へ。
「あ、おはよ」
「はよ~!」
蜜莉とアルトが挨拶をしてくれたが、オーレリアンはそれを無視して席につく。
そして直ぐさま危機迫る表情で小鳥を問い詰めにかかった。
「お前、なんであの女を見てたの?まさか知り合い!?ふざけるなよ、どこで知り合った!」
「あの……えと…この前、トイレで…」
「話し掛けられたわけ?何を言われた?」
「そ、それは…」
本当のことは言えない。
なんてごまかそうか必死に考えていた時だった。
「リアンはマザコンだって言ったわ」



