「クッソ疲れた……」
これが一時間半の授業が終わった時のオーレリアンの一言だ。
あの後も皆それぞれ頑張ってはいたのだが、大皿の血を運んできてもらうことに成功した生徒はゼロ人。
改めて白魔の才能を憎たらしく思った弟三人だった。
「ほら、次の授業あるから上行くぞ」
オーレリアンに手を引かれ、来た時に通った螺旋階段を上がる。
「次は何ですか?」
「ラテン語」
ぶっきら棒に答えるオーレリアンの横でルカが手を振った。
「じゃあね小鳥。俺は違う授業だから」
「俺も。またな小動物。オーレリアンに噛まれるなよ?」
一階に到着してバラバラになる兄弟達。
白魔も次の時間は本来受け持つ授業があるので、慌ただしく教員室へ行ってしまった。
「あの…」
「ん?何」
無駄な寄り道などせず真っ直ぐ次の教室に向かおうとしていたオーレリアン。
そんな無駄嫌いな彼に小鳥は恐る恐る主張する。
「すみませんトイレ行ってきてもいいですか…?」



