白魔と二人、教室の端っこに移動した小鳥。
頑張ってコウモリを捕まえようとしているオーレリアンやルカ達を眺めながら白魔とおしゃべり。
「白魔さん、私なんかと一緒にいて平気なんですか?先生なのに…」
「ああ、気にしないで。しばらく様子を見て、出来の悪い生徒がいたらアドバイスしに行く程度しかやることないからさ」
言いながら彼は片手を上げた。
すると一匹のコウモリがパタパタと飛んできて白魔の手の中にぽすんと収まった。
「見てるだけじゃ暇でしょ?クシも持ってることだし、特別に僕のコロンビーナを貸してあげる。君もやってごらん」
「あ!コロンビーナちゃん!」
前に一度会ったことがある白魔お気に入りのコウモリ。
名前を呼んであげたらコロンビーナはいそいそと小鳥の手に飛び移ってきた。
「噛まないから大丈夫だよ。撫で回してあげて」
ちょっぴりビクビクしながらも小鳥はクシでグルーミングを始めた。
コロンビーナは大人しくされるがまま。
何だか気持ち良さそうだ。
「ふふ、可愛い」
思わず小鳥が笑みをこぼした時。
「僕が来なかったら、今日の授業で君は笑っていられなかっただろうね」



