そう言って白魔は押してきた台車を示す。
そこには人数分のクシと、大皿にタップリ注がれた血が乗っていた。
「今日の目標は、仲良くなって、この皿の血を自分のもとへ運んできてもらうこと。ちなみに僕は初回で十分かからずにできたよ。まあ…難しいようならグルーミングだけでもいいさ。とにかく怖がらずにスキンシップ。頑張って」
ニッコリ笑顔を生徒達に送った後、白魔は弟三人に向き直った。
「ああ、僕の弟である君達には簡単すぎるかな?なんなら追加で課題出してあげてもいいけど?」
挑発的な眼差しで意地悪げな笑みを浮かべる白魔。
家でよく見る長男の表情に、弟達の何かがキレた。
「……兄のあんたができたからって」
「弟の俺達がそんな簡単に…」
「できると思うなよバカヤロー!!」
カロン、ルカ、オーレリアンが順に胸の内を吐き出す。
「ハハッ!せいぜい頑張るんだね」
白魔の楽しそうな高笑いが響いた。



