「お前は体調、大丈夫か?悪いとこがあったらすぐ僕に言うんだぞ。いいな」

「うん。何かあったらちゃんと話すね。そのために医者になってくれたんでしょ?」

オーレリアンは照れながら上着を脱いでソファーに腰掛けた。

「今のところは元気そうだな。なら…血、吸っていい?」

「え、それは…きゃ!?」

グイと腕を引っ張られ、小鳥はオーレリアンの腕の中に倒れ込む。

「わかってるだろ?別にお前を餌として見てるんじゃない。食欲を満たすというより性欲満たす方に近いんだ」

「っ…!」

小鳥の顔が見る見る真っ赤になっていく。

それを至近距離で観察し、オーレリアンは面白そうに笑った。

「ん?表現が露骨すぎたか?それなら…愛情を満たしたいって言えばマシになる?」

「も、もう!可愛くない!」

「ハハッ、可愛くなくて結構。いい加減カッコイイって言わせたい」