「……仲悪いのか?」
「…みたい」
コソッと会話するオーレリアンと小鳥に気づいたルウトがニヒルな笑みを浮かべた。
「仲悪い?そんなんじゃない。憎いんだよ、殺したい程に」
「ルウト…」
アルトが悲しげな声で弟に呼びかける。
しかし、更に冷たい表情でこう言われてしまった。
「僕を呼ぶな、殺人鬼」
青ざめた顔で固まるアルト。
彼の弟はそのまま振り向かずに観覧車の方へ歩いて行ってしまった。
「おい……大丈夫か?」
いつもアルトに対して悪態をついているオーレリアンだが、さすがに今は心配なようだ。
俯いてしまったアルトの肩に手をかける。
「アルトさん…」
小鳥も沈黙しているアルトに近寄った。
「……いや~。参っちゃうよね。あ、でも、あそこまで心底憎まれてるといっそスッキリするかも」
苦笑しつつ顔を上げるアルト。



