「よっ!お二人さん!仲良くデート?」
「そうだよ。だから近寄るな。空気読めアホ猿」
お怒りモードのオーレリアンをスルーして、アルトはニコニコしながら小鳥の顔を覗き込む。
「小鳥ちゃん元気?病気した時は本当に心配したよ~」
「あ、はい!もう元気です」
小鳥が明るく返事をした時だった。
遠ざかって行くルウトが三人の視界に入り、アルトが慌てて弟を捕まえに駆け出した。
「ちょっとちょっと!待ってよルウト~!なんで行っちゃうの!?」
「付き合ってらんないから。アルトと一緒になんか居たくないし」
「そんなこと言わずにさ。パパンとママンの邪魔しちゃ悪いでしょ?」
「ん?親が一緒なのか?」
オーレリアンが周りを見回して尋ねる。
「うん。ルウトが学校休みになって家に戻ったから、家族で遊びに来たんだ~。パパンとママンは二人で観覧車乗ってるよ。俺達はこれからジェットコースターに…」
「乗っていいの?ジェットコースターのスリルに煽られてアルトのこと、殺しちゃうよ?」
きつい眼差しで兄を睨み恐ろしいセリフを吐き出すルウト。



