EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【オーレリアン編】


「ハァ、馬鹿ばっか。アホらしい」

この光景を眺めながらオーレリアンは呆れ顔で小鳥用のキッチンへ入る。

白い手袋をはめた手にブラッディーボトルとグラスを持ち、腕にノートパソコンを抱えた彼は食事をしていた小鳥の向かい側に躊躇いなく座った。

その様子を見て小鳥は苦笑する。

「今日も避難?」

「うん。ここが一番落ち着けるから」

静理VSカロン+ルカの攻防に巻き込まれないよう、オーレリアンは昨日もここにパソコンを持って来て作業をしていた。

「カロンとか、鉢合わせすると本当に最悪。僕を盾に逃げやがって!今度廊下で出くわしたら捕まえて静理に引き渡してやるっ」


(うわ~…カロンさん、頑張って逃げて!)


「……おい。お前今、カロンに同情しただろ」


(ギクッ!勘が良すぎるよ…!)


「顔見てれば簡単。嘘つけないタイプだよなお前」

すっかり心の内がバレバレなので小鳥がもうちょっと表情をキリッと引き締めようと心掛けた時だった。

出入口の扉が開いて、今度はフェオドールがやって来た。