『でも、なーんか意外。君が俺に頭下げるなんてさ。しかも今日は小鳥ちゃんのこと呼び捨てなんだね?いっつもメスブタメスブタうるさいのに。ははーん。実は名前で呼びたいんでしょう?もう本当にツンデレなんだから~』
「切る」
感謝はするが余計なおしゃべりに付き合っている暇はない。
さっさと通話を切るとオーレリアンは講堂内にいる教授のもとへ駆けて行った。
「教授!すみませんが僕はこれで失礼します。それから、お誘いの方も…行けなくなりました」
「おや、急にどうしたんだい?」
目を丸くする教授にオーレリアンは力無く苦笑する。
「選択を誤った僕のミスです。最優先すべきことが他にあったのに…」
「ふむ…。事情はよくわからないが、私の方は強制ではないからね。君が今すべきことをしなさい」
「ありがとうございます…」
「歓談はまたの機会に。楽しみにしているよ」
「はいっ」
最後に一礼するとオーレリアンは講堂から飛び出した。



