相手は小鳥と一緒に病院へ行くと言っていたルカだった。
(ルカが着信よこすなんて……まさか小鳥に何かあったのか!?)
慌てて立ち上がり、講堂から出る。
他人に迷惑がかからない廊下の隅っこでオーレリアンは電話に出た。
「ルカ、どうしたの」
『あ!良かった!出てくれて』
「わざわざ抜けたんだから、さっさと用件を言いなよ」
ホッとしたようなルカの声が深刻なものへと変わる。
『それが…病院、休みだったんだよ!』
「………は?」
一瞬、オーレリアンの脳内が真っ白になった。
「はあ!?どうするんだよ!小鳥は!?」
『小鳥には静理がついてる。病院前まで来ちゃったから今から帰るとこ。俺はこのまま市販の薬買って帰るけど……どうしようオーレリア~ン!!』
「お前が泣くなよ。うっとうしい」
『……医者の知り合いとか、いない?』
「はあ?いるわけないだろ」



