オーレリアンと二人でポカンと彼らを眺める小鳥。

「あれ?オーレリアン…!?」

状況を理解したルカが赤面する。

「あ、混浴とかズリー。待ってろ小動物、俺もまざってやる」

真顔で言ってから服を着たまま入ろうとするカロンをフェオドールが取り押さえた。

「オーレリアン、君さ、末っ子のくせに生意気。僕達にリア充見せつけるとか良い度胸してるよね」

「まあまあ、白魔。相手がオーレリアンなら問題ないよ。騒がしくしてゴメンね、小鳥ちゃん」

何事もなかったかのように爽やかな笑顔で静理が扉を閉める。

再び二人きりになった浴室でオーレリアンはわなわなと肩を震わせた。


「あいつら…!!」


これ以降、風呂場のカギは忘れずにかけようと胸に誓った末っ子だった。