「オーレリアンさんも、あんまりアクセサリーつけませんよね」
「確かにな。たまにつけても、白薔薇の指輪くらいだ」
家のエレベーターのカギになっている指輪。
小鳥も自分にピンク色の物があるのを思い出した。
(そっか。カギとしてじゃなくて、オシャレ用にあれをつけるのもありだよね)
今度出掛ける時はつけてみよう。
心の中で思っていると、オーレリアンがピアスのコーナーに近寄った。
「こういうの、兄様がしてる」
小さな青い石が美しいピアス。
「静理はいつも赤いピアスだよな。ルカはシルバー系」
「皆さんオシャレさんですね…。似合うからうらやましいです」
「意外にカロンとかつけてないぞ。仕事ではゴツイのつけてるみたいだけど。白魔……あいつもないな。オシャレする暇があったらナイフ磨いてるような奴だし」
長男に対する発言に小鳥が苦笑していると、オーレリアンの指がスッと小鳥の耳元に伸びてきた。
顔の横にあった髪が彼の指により耳にかけられる。
「……開けてないのか。ピアスホール」



