『では次です。第四問、ヴァイオリニストのフェオドール・クラヴィエは女性ファ――』
――ピンポーン!!
これまた早かった。
押したのはオーレリアンだ。
「兄様の問題で僕にわからないものはない!正解は“青薔薇の王子”だ!」
胸を張って言う弟に静理は苦笑い。
『せ、正解です…。あんな少しでよくわかったね』
「フッ。どうだ、僕の兄様愛。こればっかりは誰にも負ける気がしない」
『うん……君のフェオに対するストーカーにも劣らない慕いぶりは知っていたけれど…正直ちょっと引いてしまったよ』
ちなみに問題の全文は、「ヴァイオリニストのフェオドール・クラヴィエは女性ファンの間でなんと呼ばれているでしょう」だ。
フェオドールに関してだけは妙なプライドがあるオーレリアン。
これには小鳥も苦笑するしかなかった。
「これでお前は二問正解か…」
何としても次の問題を正解してオーレリアンに追いつきたい氷河。
本気の眼差しでボタンに手をやる。
『では第五問。一般的なレストランに置いてある血液には種類によって異なる名称があります。甘――』
――ピンポーン!!
氷河のボタンが鳴る。



