ピンポンピンポーンとやかましく連打する氷河に対し、静理の中でブチッと細い糸がキレた。
『そこうるさい!!授業は静かに受けなさい!!』
「授業じゃない!クイズ大会だ阿呆!」
氷河に指摘されてハッとなる。
『コホン……では続いて、第二問』
司会の声に集中しながら再びボタンに手をかける四人。
『存在する主義を――』
――ピンポーン!!
最後まで問題を聞かないうちに氷河がボタンを押した。
彼は得意げに発言する。
「存在する主義を三つ答えなさい、だろう?正解は支配主義、共存主義、断絶主義だ」
『……正解です』
正解した氷河を悔しそうに見つめる静理。
これぞ早押しだ。
ステージの周りで見ていた観客が氷河に拍手を送る。
「くそっ!僕だってあのくらい…!」
「フッ、できるのか?クラヴィエの末っ子。お前に、今の俺の芸当が」
「見くびるなよ!」
闘争心剥き出しでオーレリアンが吠える。
『では続いて、第三問』
隣で構えるオーレリアンにハラハラしつつ、小鳥もボタンに手を置いた。
オーレリアンと氷河がガチバトル中なので押せる気はしないが一応だ。



