『あれ?小鳥ちゃんの隣にいるのは…オーレリアンかい?』
今頃気づいた静理が目を見開く。
「そう、僕だ。いちいち驚くなよ。うざい」
『口の悪さは相変わらずだね。まあ、小鳥ちゃんのために頑張って。では第一問』
緊張した表情の四人がそれぞれボタンに手をかける。
『日本に闇人のための地下都市をつくったのは誰でしょう。二人、フルネームで答えなさい』
――ピンポーン!!
直ぐさまボタンが鳴った。
押したのはオーレリアンだ。
彼は余裕そうに口角を上げた。
「ジェラルド・クラヴィエと魔冬雪風」
『正解です』
答えを聞いて小鳥は内心驚いた。
(え!?地下都市をつくったのって、ジェラルドさんだったの!?それに魔冬雪風って、氷河さんのおじいさんで内閣総理大臣ポジションの人じゃ…!)
自宅で開かれたパーティーに来てくれた魔冬雪風を思い出す。
ジェラルドとは旧友らしかった。
一緒になって地下都市計画を実行していても不思議ではない。
「よし。まずは一問」
オーレリアンが小さくガッツポーズ。
「チッ、先を越されたか」
舌打ちをした氷河に向かってオーレリアンはニヒルな笑みを送った。
「ハッ、お前の出番なんかないよ。魔冬氷河」
「抜かせ。軍学校で培った反射神経が貴様に劣るわけないだろう」



