最後の誕生日

「ダイキは私の世界一の人だもん。」

「今 なんて?」

焼きそばを口に入れようとして
上を向くと ダイキが居た。
笑ったときにできる 笑窪。
ユイが大好きなダイキの笑顔。
「なんでもなーい」
「おちょくってんのか このチビ!!」
「うるさいバカ!!!」
「なんだとぉ?悪い子なユイには、コチョコチョの刑〜!!!」
「ギャハハ!!!やめてよぉ!!!」
ユイは嫌がりながら、ダイキの肩に顔をうずめた。
「…ん?」
ダイキはコチョコチョをやめ、肩に乗ったユイの頭を撫でた。
「…好きだなって 思いました」
真っ赤になるダイキの顔など見えないユイは、そのままダイキを抱きしめた。
「ユイ…」
「バカップル…」
「ユイさん…」
周りの冷ややかな目など
この2人には 関係がなかった。