現在
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


「ねぇ。はやく死んでよ……。」


「………」

友紀は相変わらず無言でいた。

「やだ。」


「私もあんた生きてんのヤダ。」


「あっそ、私は生きるけどね…」


「無理だよ……」


未来は悲しそうな顔で、

でも、睨みながら笑った。


「私ね?前にムカついた奴殴ったらさあー、どうなったと思う?」


來乃達の事……

私は一生忘れない。

「………そんなの、知らないわよ。」


「両手両足骨折。」

さらっと私がいった。

みんな驚いてるよね……。


「未来っ……」

友紀の黙っていた口がようやく開いた。


「なあに?」

「未来はあの時と同じ口調だよ?目も………」


「だって、私決めたの、由里亜を護るためなら、人を殺す。」


友紀が震え始めた。


―――後悔した。


なんで私はいじめなんか始めてしまったんだろう。