「おじゃまします」
玄関には、未来と未来のお父さんやお母さん、弟の未矢が写っている写真があった。
「さ、座って」
「はい」
みんなが座ったら、未来のお母さんはみんなにお茶を出してから椅子に座った。
「今日、呼んだのはね――…」
聞きたくない。
怖い。
辛い。
言葉に出さないから、未来のお母さんは話しを続ける。
「未来は、今月中に目をあけなかったら………」
言わないで
やめて
「余命14歳しかないって……」
「え…………………」
「未来は今、13歳でしょ?」
「後一年、寝たままの未来を…………守るしか私達にはできないの……」
涙が出そう。
でも、出てこない

