しばらく花火を見ていると、急に翔太君の手によって 顔を横に向けさせられた。 「え……っ」 私は、口を塞がれて何も言えなかった……。 翔太君の唇によって、塞がれて。 ……。 「悪りぃ、花火 見てんの邪魔しちゃったな。 今の忘れてくれ。」 「忘れて、って どういうこと⁇」